ビジュアル日本切手カタログ Vol.4 普通切手編 第2版
2015年の第1版刊行から10年を経ての復活で、平成2019年シリーズや令和切手、同時期発行のステーショナリーも新たに収録されています。本カタログは「さくら」カタログのカラー図版と手軽さ、「日専」の専門性を兼ね備えた“コンサイス専門切手カタログ”として、多くの切手ファンに支持されてきました。第2版では新切手の採録に加え、内容の随所更新も行われています。
この10年間は郵便料金改定が2回(はがき料金は3回)、新シリーズ「令和切手」の発行、さらに平成切手で初めて「外国製普通切手」が登場するなど、普通切手界は大きな変化の時期でした。第2版では、これらの新切手を巻頭特集で詳しく紹介。印刷方式の異なる国立印刷局製と外国製の判別ポイントを額面別に解説し、ルーペでも見分けられるよう図版やデータ一覧表を掲載しています。
また、各シリーズ冒頭のビジュアル資料やコラムでは、分類要素の説明を一覧表やチャートで分かりやすく示しています。例えば桜切手の和紙・洋紙・改色・図案改正の分類や、田沢切手の用紙・印面寸法による6グループ分類など、第1版より更新された『ビジュアル日専』の分類を反映しています。
評価についても最新の『さくら日本切手カタログ2026年版』のデータを反映し、現行切手の未確定評価にも対応。本書は、令和切手までの普通切手・ステーショナリー、外国製切手情報を網羅し、図版やコラムで詳細に解説した、新時代の普通切手カタログとしておすすめの一冊です。
■ 日本郵趣出版刊
■ 公益財団法人 日本郵趣協会・監修
■ 2025年9月刊行
■ A5判・並製 / 248ページ / オールカラー